続・弾丸四万十めぐりの旅。

お塩

2010年04月09日 17:00

早起きは苦手である。
キャンプに行っても起きるのはいつも最後。
そんな俺でも今回は何故か6時過ぎに起きれた。

思いのほか早起きできて、いい感じで先に進めそうな気がする。
「ガイドブックを忘れかけて幸先の悪い云々…」というのはもうスデに忘れていた。
土佐PAを後にし、MPVは進む進む。
須崎東までは高速なのだが、そこから下道(R56)で四万十川下流の中村を目指す。
↓の#970あたりである。


またもやクリックで拡大。

海沿いの道ばかりかと思いきや、山の中の方が多い。
線路とほぼ並んで走っているが、列車はほとんど全く出会わない。
本当に走っているのかと疑問に思えてくる。
廃線ではないのか。

山道を抜けて、海が見えてきた。
休憩できそうな所があったので、車を停めて一服する。



展望台に立つと、目の前は太平洋。


輝度差が大きかったのでHDRにしてみた。自然な色合いに挑戦。嫁はんには不自然と言われたが…。

ず~っとず~っと向こうの先まで海、ちょっとやそっとでは陸地には出会えないということで、夫婦共々必要以上に感動して喜んでいた。
なんとも単純な夫婦である。
感動冷めやらぬまま再びクルマを走らせる。
無事に中村に着いたのだが、川沿いに上がる道を見失い少し迷う。
なんとか無事に道は見つけたのだが、かなり狭い。
ここは本当にクルマで入っていいのか? というぐらい狭い。
しかしそこしか川沿いに走れる道はなさそうなので、進むことにした。
道は少し広くなったり、また狭くなったりしている。
まぁ、それなりに車が走っているのでこの道で間違いないのであろう。

そうする間に広い道に出た。
間もなくすると、お目当ての橋が見えてきた。
四万十川最下流にある佐田沈下橋である。

沈下橋とは…ガイドブックによると…。
「水面からの高さが低く、増水時には沈むように設計された欄干のない橋」とある。
早速クルマを停めて佐田沈下橋に向かう。



建設が昭和47年と、俺と同い年なので妙に親しみが湧くような気がする。
いよいよ渡ってみる。



欄干がないので開放的である。
しかし風がきつかったので、橋の左(風下&川下側)を歩いているとフラフラ~っと川に落っこちてしまいそうになる。
あぶないあぶない。

川上を見てみると、向こうの方に屋台船が見える。



乗ってみたいような感じもしたが…なかなかナイスプライスであったのでパス。
せっかく高知まできたので少しは贅沢に…と思ったのだが、この先の時間も読めないというのもあったので、橋を往復するだけにする。



次の橋を目指すのだ。
などというものの、次の三里沈下橋とやらはいきなり見過ごしてしまったが。
それに気付いたのはさらにその先の高瀬沈下橋に着いた時であった。
地図の#1487のポイントである。



高瀬くんは佐田くんよりも一つ年下のようだ。
ひょっとしたら早生まれで同じ学年かも知れない。
しかし橋には学年も何もあったものではないので、どうでもいいことだ。
橋にしてみても学年云々と言われても迷惑なのかも…な感じがしないでもない。
さておき。

吊り橋好きは、吊り橋ではないこの橋も渡る。



佐田橋は脚がキレイに塗装されていたが、高瀬橋はサビサビである。
この差は何なのだ。
高瀬くん、かわいそうに…とか思ってみる。
橋を渡り、帰ろうとするとクルマがやってくるではないか。



落ちたり脱輪すれば一大事になる。
しかしクルマは無事に走り抜けた。
やれやれである。

クルマが無事走りぬけたのを見届けて我らもクルマに戻ることにした。


…続く。

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