それに影響されてかどうかは分からないが、娘も「
名機と名高い」とウワサのFinePix F31fdで撮影し始めた。
娘も機嫌よく歩き、機嫌よく撮影する。
楽勝ではないか。
まぁ、なんといってもハイキングだし。
…などと思ったのが間違いだった。
やはり何があっても山をなめてはいけないのだ。
ノタノタと登って行くだけかと思っていたのだが、実際はいくつもの山を越えて行くのだ。
あんな坂を登り、こんな坂を下って高御位を目指していたのだ。
後ろを振り返ると…もうすでに一つは山越え完了。
ここでちょっと休憩。鹿島神社名物の(?)チタン製らしい鳥居でも撮ってみる。
肉眼ではどれがウチのMPVだかわかったものではないが、望遠で見てみると…。
あった!
画面下の右側の家の左端にある。
ルーフボックスを載せているのがそうだ。
キャンプに行く予定がないので、なかなか活躍する機会がないが、違う意味で役立っているではないか。
なんだかちょっぴり複雑な気分である。
さておき。
ちょっとは回復したので、再び歩き始める。
まだまだ登って〜下って〜また登って〜また下って〜とひたすら歩き続ける。
疲れてきたので、ペースを落としながらシャッターを切っていたらば…。
置いて行かれた!
なんと薄情な嫁はん&娘であろうか。
遭難でもしたら一大事なので、慌てて後を追いかけると…。
バテていた…。
こりゃ、いよいよ「ハイキングコースで遭難」などとニュースになるかもしれない。
さすがにそれは困るので、息を整えてから暴走しないように歩くようにした。
そして「となりのホニャララ」に出てきそうなトンネルをくぐりぬけると…。
めでたく高御位山頂に到着!
久しぶりのHDRでお楽しみください(?)
娘も感無量な感じで、名機と名高いカメラのシャッターを切っている。
仕事でもプライベートでも高い所に登っているが、今回は何か違う。
何がどう違うのかと聞かれても上手く答えれないが、とにかく何か違うモノがある。
清々しいというか、達成感に満ち溢れているというか、感無量というか、言葉では言い表せない何かがあるのだ。
しかし、何とも言えない素晴らしげな感情も空腹には勝てない。
「腹が減ってきたので帰ろう」と全員一致したので、下山する事にする。
下りの長尾コースは、上りのコースとは違い、ほぼ一気に麓まで下る。
さらに下る。
嫁はんが顔を隠すのはわかるが、なぜ今になって顔を隠すのか、娘よ。
これから顔出しNGなのだろうか?
ちなみに嫁はんの頭の位置の上の岩がさっきまでいた山頂である。
そしてさらに下る。
もの凄くゴツゴツした道になってきた。
ちょっとでも足を滑らせれば大けがの危険性があるかもである。
登り中にも思ってはいたのだが、これってホントに「ハイキングコース」なのか?
それともただウチがひ弱なだけなのだろうか?
そんなゴツゴツルートも乗り越え、ついに麓に辿りついた。
やっと帰ってきた!の気分ではあるが、鹿島神社にMPVを停めているのでそこまで歩かなきゃならない。
まだまだ終わりではないのだ。
目の前に自販機があったので、ちょっとコーヒーか何かでも…と思いみてみると。
「ったか〜い」???
「ったか〜い」とは何だ。
あったか〜いではないのか。
…と思いつつよく見ると「ただいま切り替え中」とある。
なるほど。文字も「つめた〜い」から「あったか〜い」の切り替え中であるのか。
こんど来た時には立派な「あったか〜い」になっているかも知れない。
いや、これから暖かくなってくるので、「っ」が消えて「たか〜い」になっているかも知れないのだ。
高級自販機誕生の瞬間かもである。
もしくはボッタクリ自販機になってしまうのか…(違
やや。
自販機だけでもの凄く字数を稼いでしまったではないか。
明日も朝が早いので、早く寝なければならないのに…。
まぁ、そんなこんなで無事鹿島神社に到着。
腹が減っているので、さっさと家に帰って行ったのであった。
ちなみに嫁はんは、12日の日曜あたりに再登頂する気満々みたいである。
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