南光は、我が家初のフリーサイトである。
嫁はんが望むキャンプ場は、クルマが横付けできてサイトシンクがあるところ。
なのでフリーサイトは不安らしかったが、有無を言わさず無理やり連行する。
…とは言わない。
なんとか説得してみたり。
結果が良ければすべてよしなのだ。
結果ダメなことは考えない。
我が家のキャンプ歴もこの夏で丸4年。
もっと色々とチャレンジしていきたい。
もっといろんなキャンプ場にも行ってみたい。
もっと物欲を解消してみたい。
…これが本音か…。
いつも同じキャンプ場でキャンプしてても、そうそう経験値は上がらない。
最初の城の周りでスライムとかドラキーばかり倒していても、なかなかレベルは上がらないのと同じことなのだ。
話がそれてきたが。
いつもの日時計の丘の感覚で出発していると、設営~晩メシがバタバタするので、この度は早めに出発。
9時半頃に家を出る。
姫路バイパス~播但道を経由して中国道に入り、山崎ICで降りる。
ウチからでは下道で行けそうな気もするが、微妙に遠いので高速を使うことにした。
途中、山崎ジャスコに寄って昼メシを調達。
機内食である。
13時前に到着。
受付を済ませ、荷物を運びこむ。
しかし運搬作業を始めた途端に、嫁はんと娘が「もうフリーは嫌や」とゴネる。
まだ何もしていないのに。
ゴンタの相手をしながら、働きアリは駐車場とサイトを行ったり来たり。
そしてアリの巣作り開始である。
サイトはフリーの26。
BBQ棟かなんかの真横になる。
ここで「
現場仕様」の腰バンドの出番である。
これが狙い通りの大活躍なのだ。
通常の3倍くらいかなりの高機動性である。
この暑い最中、出来るだけ早く設営したい。
ペグ箱を持ち歩かなくてもいい、この楽さ。
ジャラジャラうるさくて、周りから突き刺さるような視線を感じるが。
でも気にしない。
テントは通気性のみを考え、ヘキサの下にインナーのみを設営。
…実はただ単に、あれこれ理由をつけてヘキサを立てたかっただけなのだ。
アリの巣は完成したものの、なぜかいつの間にかスクリーンタープの入口が90度回ってるではないか。
本当はテントと迎え合わせにするハズだったが、BBQ棟側に向いている。
おかしい…。
これから向き換えするのも面倒くさいので、このままにすることにした。
それより重大発見が。
インナーのフレームが曲がっているのだ。
まっすぐ 曲り
どっちも同じポールなので、「こういう仕様です」ということはないハズだが。
いつからなのかはわからない。
普段はバタバタ設営して、さっさとフライを被せるので気付かないのだ。
非常にショックである。
まあ、今すぐどうこうということはなさそうなので、気にしないフリをする。
ああ~、でもどうしよう。
とにかく設営も終わり、晩メシもたこ焼きなので準備というほどの準備もなく、のんべんだらりしてみる。
この日の南光は、団体客御一行様のお越し。
お子様が多い。ボーイスカウトちっくだったのだが、聞いてみると小学校の学童保育御一行とのこと。
同じ学童でも、ウチの娘のとはエライ違いである。
娘の学童は、行っても近場のバス遠足ぐらいなのだ。
晩メシの準備らしく、美味そうな匂いがプンプンしてくる。
匂いの誘惑を避けて、キャンプ場の前の千種川に涼みに行ったり、ひまわり館でひまわりアイスを食してみたりした。
海パンを持ってくりゃよかったと、チト後悔する。
お待ちかねの晩メシ。
ぶっつけ本番の鋳鉄たこ焼きである。
大抵はキャンプ前に、家で練習(?)するのだが、今回は時間もなく仕方がない。
実況でも書いたが、慣らし不十分の鋳鉄は焦げまくりで失敗であった。
記念すべき1回目の焼きは、焦げ付いてぐちゃぐちゃであんまりきれいな形にならない。
当然写真をとるヒマもなかったのだ。
↑は、2回目だか3回目でちょっとは慣れてきて、どうにかマシにはなったが。
まだまだ課題だらけである。
やはり予習は大事なのだ。
この年になってやっとわかった。
もちろん復習も大事である。
メシをくったあとは、のんびりくつろぐ。
娘もさっさと寝てしまう。
夜空がキレイ。
満天の…というほどでもなかったが、そこそこの星空。
嫁はんが「この星空を見に、また来たい」らしい。
しめしめである。
ただ、おっさんオバはんの団体客が、遅くまでBBQ棟だか炊事棟の明かりの下でうるさかった。
2時に一度目覚めたが、まだ明かりも全開おしゃべり全開であった。
それでも気にせず爆睡するが。
…一話完結のはずが……つづく。
あなたにおススメの記事