運動会。

お塩

2009年09月30日 17:01

最近は春に開催されるところもあるみたいだが、俺の中ではやはり運動会といえば秋である。
娘の小学校では9月26日、つまりは先週の土曜日に開催された。



画面中央のちょっと上に汚れが混入していたみたいだが、気にしないでいただきたい。
運動会に限らず娘の小学校の行事は、俺がビデオで嫁はんがコンデジでの撮影という役割分担になっていた。
しかし今年は嫁がビデオで、俺がカメラマン。
この日の為に今まで機会があるごとに練習していたのだ。
そう、言わずと知れた(?)流し撮りである。
これで娘のリレーの写真を華麗に撮るのだ。
最近、夜景や星空など長時間露光比率が高いようだが、元々のスローシャッターのはしりは流し撮りなのだ。
しかしなかなか上達しない。
SWのびんご運動公園での芝ソリでも流してみたが、なんだかイマイチ。
半ばぶっつけ本番な気分で挑むことになる。
スナップ写真みたく撮り直しが利かないので、危ない橋を渡らずに動きを止める方がいいのではないか…とも考えた。
いや、そんな緊張感があった方がかえって上手くいくかも知れない…とも考える。
当然娘はリレーだけではなく、他の演技や競技もあってそれも撮影しなきゃならない。
しかしその他の演技やら競技を撮りながらも、アタマの中の大半は流すか流さないかで迷い続けていた。
そして結論がでた。

両方撮ればいいではないか。

まったくもって強欲な俺らしい答えである。
普段の撮影ではAvモード(絞り優先AE)で、流し撮りをする時にはTv(シャッター速度優先AE)を使うのだ。
だが短時間でモードダイヤルを変えて、しかも各種設定を変えるのは至難の業だ。
そこで使ったのが「カメラユーザー設定登録」なる機能。



モードダイヤルの「C1」と「C2」と書かれているところである。
これは使用中のカメラの設定内容(撮影モード、AFモード、ドライブモード、測距点などなど)が、各所(C1、C2)に登録されるのだ。
例えば、流し撮り仕様の設定にしておいて、これをC1に登録。
そして流さない撮り仕様の設定をC2に設定する。
これならば、モードダイヤルの切り替えだけでサクサク撮影できそうな気がする。
…などと偉そうに書いているが、実は初めて使う機能で、さらに初めて試すのである。
娘が走っているのをファインダー越しに追っ掛けながら、器用にモードを変更してなお且つ撮影など出来るのだろうか。
まさしくぶっつけ本番。
そうこうしている間にリレーが始まり、娘の順番がまわってきた。

はじめに流さない撮りの仕様(C2)で、一枚押さえておく。
この一枚が流し失敗を救うハズである。



そしてすぐさまC2に切り替える。
そうしている間に娘が近づいてきた。
娘にAFフレームを合わせシャッターを切る。
娘の動きに合わせてカメラを振る。

で、撮れたのがコレ。
サムネイルにしようかと思ったが、贅沢にも元画像で表示させてみた。






娘が男子を抜いているシーンのオマケ付きである。
…といっても同じ赤組なのだが…。

この記事みたく、ビシーッとは決めれてないが、これはこれで躍動感が出ているような感じがして良いのではないか。
…と自分自身にフォローを入れてみたりする。

この日の為に血の滲むような流し撮りの練習をしてきたが(ウソ)まだまだである。
これからも、機会があればどんどん流していきたい。

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