今更ながら。

お塩

2009年03月14日 17:44

2月21日に行ってきた、奈良県の谷瀬の吊り橋のレポでも書いてみることにする。
なぜこのタイミングで…な感じはするが、いつもの通り気にしない事にする。

この日は久し振りに家族3人そろっての休日だったのだが、娘はバアさん(嫁はんの母親)と日帰りで天橋立に行ってしまった。
取り残されてしまった可哀想な我々は、どこに行こうかと思案してみた。
最初は我が家と割とご近所さま…と思われる…のナチュロガーさんでお馴染み(?)の高御位(たかみくら)山に行ってみようなどと思っていたのだが。
嫁はんが急に「谷瀬の吊り橋に行こう」などと言い出した。
相も変わらず急である。
まぁ、俺も谷瀬の吊り橋は前々から行きたかったので喜んで賛成した。
谷瀬の吊り橋はここら辺。



奈良県は十津川村。
山奥である。

我が家からの距離は160km強なのだが、全行程の下道比率が高い。
これぐらいの距離でナビ予想は4時間もかかるらしい。
実際は朝8時に出て、現地に到着は11時過ぎ、3時間ちょっとで着いた。



谷瀬の吊り橋は全長297.7m、高さ54mで「日本一の吊り橋」との事だが、大分県に出来た「九重(ここのえ)“夢”大吊橋」は長さ390m、高さ173mらしい。
もの凄い差である。
ハテ?と思ったのであれこれ調べてみると、「日本一の吊り橋」にも色々あるようだ。
・谷瀬の吊り橋は「歩行者用の鉄線吊り橋」として日本一。
・九重“夢”大吊橋は「歩行者用の吊り橋」として日本一。
他にも栃木県のもみじ谷大吊り橋(320m)は、「無補剛桁の歩行者用吊り橋」では日本一らしい。
なんだか良く分からなくなってきた。
これだけ「日本一」があると、なんだか有難みがなくなるような気もするが。
要は観光地の土産で、とにかく「元祖」とか「本家」などと名乗っているのと同じなのではないのか。

ここで吊り橋論(?)を語っても仕方がないので話を進める。
とにもかくにも「日本一」の座を守れた谷瀬の吊り橋、村営駐車場に車を停めて早速渡ってみる。



天気は良いのだが、風が恐ろしく強い。
嫁はんが俺の体を風除けにしようとするので、写真も撮りにくいし、歩きにくい事この上ない。
そんな状況でも負けずに撮影した。



河原には「交通安全」だとか「つりばしまつり」などと書かれている。
橋だけに8月4日なのだろうか…。
姫路城の「城の日(4月6日)」と同じではないか。
などと思いながら、さらに進む。

スタート側の対岸はキャンプ場っぽい。
「つり橋の里キャンプ場」らしい。
…がまるで人の気配がない。



風と嫁はんの妨害に耐え抜いて無事踏破した吊り橋。
対岸側には、何やら売店ちっくな建物があったので、そこで冷えた体を暖めようとしたものの…。



無人販売所であった。
横には自販機があったので、暖かいコーヒーでも…と思いきや。



販売休止。
なんてこったい…orz
心が折れそうになった。
しかし手ブラで帰るのも何なので、記念に吊り橋キーホルダー(?)みたいなのをお買い上げする事にする。



お値段200円。
ここの販売所はすべて200円であった。

すぐに折り返すのももったいないので、周囲…といっても販売所のだが…を散策。
吊り橋周辺の地図。



この橋は通学路にもなっているらしい。
て事は、ここの学生さんたちは毎日この橋を通るのだ。



↑を見てもらえばわかるのだが、ここの住民はこの橋を2輪車で渡るようである。
観光客の2輪車禁止と書いてあるが、そうそう渡る観光客もいないであろう。
こんなフニャフニャの番線で括ってあるだけの足場板を見ると、さすがの俺でも渡る気がしない。



もう見尽くしたと思われるので、引き返すことにする。
天橋立に行ってる娘たちを、夕方頃に最寄りの駅まで迎えに行かなければならないのだ。
スタート側の橋の横にある、ちょっと洒落た雰囲気のレストランで昼メシを食してさっさと帰る事にする。

日本一とは言え、たかだか300m弱の橋だけを渡るために、往復300km以上、6時間以上もかけるとは…。
「アホやなぁwww」などと思っていただければ、これ幸いである。




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