三度目の「んま」

お塩

2009年05月21日 22:05

味玉、煮豚に続き第三弾、最終回である。
実は今朝の煮豚で、漬けダレのほとんどが捨てられてしまったのだ。
非常事態である。
この楽しいシリーズが終わってしまうではないか。
何よりもネタがなくなってしまう。
マズい。非常にマズい。
出勤前だったが、もう仕事なんざどうでもいいような気がしてきた。

それぐらいショックを受けた。
しかし不幸中の幸いというか、日頃の行いが良かったのか、ちょっとだけ漬けダレが残っていたのだ。
この残りダレに全てを託す事にする。
嫁はんに晩メシのリクエストをして出勤した。


そして帰宅。
食卓には…。



焼き飯である。
もちろん煮豚も入っている。
ふむ。
美味そうだ。
早速食してみる。

むむ!
美味い!
熟成した残りダレの風味が口の中に広がる。
…ような気がする。
しかし俺の大絶賛とは対照的に、嫁はんと娘の表情がパッとしない。
どうしたのだ、こんなにも美味いのに。
気になったので彼女たちに聞いてみた。

嫁「なんかビミョー…」
娘「中華料理屋の焼き飯の味がする。」


娘よ、なぜ中華料理屋の味が不満なのだ。
家に居ながらにして本格的な味が食べれるなんて、幸せこの上ないではないか。

…む。
ひょっとして娘ってば、この焼き飯が大流行した日にゃ世間の焼き飯職人が路頭に迷ってしまう…とか考えているのではないのか。

…考えすぎである。


どうやら彼女たちの口には合わないみたいだ。
喜んでいたのは俺だけなのだ。

残念ながら「中華料理屋の焼き飯」は、我が家の定番メニューにはなりそうには無いのである。



ああ、残念至極。

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